那珂川市での畳施工事例:浄光寺様への内陣の畳工事の事例紹介

お店をやめられた畳屋さんから紹介をいただき、浄光寺様の内陣の畳工事を承りました。
長年の経験を持つ畳屋さんからの紹介はとても嬉しく思います。

内陣の左右の8帖間

上質な畳表に高麗縁(白中紋)の紋縁で制作いたしまいた。
紋縁は隣り合う縁と縁の柄が合うように畳の縁を調整しながら仕上げていきます。

 

熊丸つよし
熊丸つよし

紋縁を両隣と合わせることで、より一層の美しさを実現できます。

 

高さも丁度合うように調整しています。
こういった細かい所を調整できるか出来ないかで、座ったり利用する際の当たり前の満足感がかわります。

 

熊丸つよし
熊丸つよし

ミリ単位でズレがある程度では、利用する時間が短い場合、人によっては違和感を感じない場合も有るかもしれません。
ですが、1時間、2時間と座ったり利用する時間が長くなればなるほど、その違和感は不快へと変わってしまう可能性が出てきます。

 

熊丸畳店では、職人としてそうならないようにという細部も含めた技術へのこだわりをもってお仕事をさせていただいています。

 

熊丸つよし
熊丸つよし

縁の柄を揃える事も同様です。
このこだわりは、自分勝手なこだわりというわけではなく、利用者様が、目で見て、座って、立ち上がって歩いて、お客様の満足度を高める為に熊丸畳店として自分達に課せているこだわりなんです。

 

内陣の両脇には廻畳が4台あります。

これらの廻畳は、既存の畳床を再利用して畳表を張替えました。

こちらも高麗縁を使用して制作しました。

 

熊丸つよし
熊丸つよし

また、以前の仕上げとは異なり、今回は有職仕立てで納品しました。
これにより、より一層の格式が感じられるようになっています。

 

有職畳について簡単に紹介いたします。

有職畳とは

有職畳とは 古くから朝廷や武家などの儀式・作法の定法に基づいて作られた畳。 現在では神社・寺院などで伝統的な調度具として使われる。

茵(しとね)。厚畳(あつじょう)・八重畳(やえたたみ)・龍鬢(りゅうびん) ・礼盤(らいばん)拝敷・鐘台などがある。

その作り方・用い方にそれぞれの格式や定法があり、これらの定法を無視したり、 個人のアイデアによって変更されたものは有職畳とは呼べません。

 

というわけで、今回は那珂川市での畳施工事例:浄光寺様への内陣の畳工事の事例紹介という話でした。
お寺様の場合、一般のご家庭用の畳とは違い、特殊な技術が必要な場合が多いです。

ですが、その技術は、一般のご家庭用の畳への技術へも踏襲しています。

熊丸つよし
熊丸つよし

畳への需要が少なくなる中、弊社熊丸畳店のホームページや情報を経てご依頼いただけるお客様へは精神誠意心を込めて施工させていただきます。

福岡南区あたりの方や、対応できる地域の方で、畳への需要がございましたら熊丸畳店をどうぞよろしくお願いいたします。